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辻乃森音楽師  〜シューベルト断想〜  

プロフィール

ブログ名
辻乃森音楽師  〜シューベルト断想〜  
ブログ紹介
 主に次のような趣旨・内容のブログです。
@シューベルトのまわりを、まるで『冬の旅』に登場するカラスのように、ぐるぐると巡っての断想(ブログタイトルはここからつけ、ました)。ただし、シューベルトの話題が中心となっているとは限りません。
A創作もの。<黄葉(もみぢば)小説>と勝手に名づけましたが、掌小説や童話風の超短編です。シューベルトが登場するものももちろんあります。
B「漢字絵(Kanji-e)もの」。 漢字を気ままに!「絵」に<戻し>てみました。一種の漢字遊びです。頻繁に引用した白川静氏には失礼の限りなのですが。

※因みにトップの絵は、私の手によるささやかなシューベルト像です。

☆ ハンドルネームの Simolin は、由来は Ulrich Heinrich Alexander Reichsfreiherr von Simolin 。
 シューベルトの代表作『冬の旅』を書いた詩人ミュラーに深いゆかりのある友人の名。 それをお教えいただいた方に感謝。

※なお、当ブログの文章や画像は提供の画像を除き著作権を放棄しておりませんので、許可なく利用する事はできません。

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タイトル 日 時
『将軍が叱られた』
『将軍が叱られた』  将軍がいささか大きすぎるパイプを口にくわえたまま言った。  ……少佐、先日依頼した調査は進んでいるのかね。  ……はい、将軍。それが……。  ミゲルが凍りついた顔で敬礼した。  ……なんだ。まだ報告を待たなきゃならんのかね。君にはがっかりだよ。  将軍は椅子から立ち上がり、窓辺に移動し、部下に背を向けた。ミゲルは敬礼を崩さず、ただし、片方の眉をぴくりと上げ、抑えた声で言った。  ……失礼でありますが、今のお言葉は承服しかねます、将軍。  何?、  将軍派が振り返った。 ... ...続きを見る

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2012/01/28 17:20
『複雑系の構造と、その単純な哀しいルール・・・』 (Orphic Schubert 89)
『複雑系の構造と、その単純な哀しいルール・・・』 (Orphic Schubert 89)  ハイネの詩に曲をつけたフランツ・シューベルトのことは、すでに触れたのだったが、その後十年以上を経てから、ロベルト・シューマンが、これも音楽史に残るハイネ歌曲集を作曲したことを思った。『詩人の恋』という、せつなく、それ自体が夢のような名曲。中学生のころ、オープンリールのテープレコーダーで、おもちゃのようなマイクをテレビの前に立てて録音したヘルマン・プライの歌声とレオナルド・ホカンソンの伴奏によるその曲を毎日のように繰り返し聴いたことは懐かしい思い出であり、しかも薄れることのない記憶だ。 ... ...続きを見る

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2011/12/31 20:19
『万葉集、もしくはハイネ』 (Orphic Schubert 88)
『万葉集、もしくはハイネ』 (Orphic Schubert 88)  英語の詩の引用からはじめてしまうのがいいのかわるいのかわからないが、出来ることなら声を出してゆっくりと読んでいただければと思う。     On the sea of heaven   the waves of clouds rise,   and I can see   the moon ship disappearing   as it is rowed into the forest of stars.  ...続きを見る

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2011/12/24 16:42
『蟷螂』 〜黄葉(もみぢば)小説
『蟷螂』 〜黄葉(もみぢば)小説  蛍光灯に照らされた窓に、恵子が目をむけたのはたまたまだった。緑色をしたモノにその目が止まった。蟷螂だった。今よりもっと小さい頃、どこかで見たことがあったし、図鑑でもなぜか気に入って眺めていたことがあるので、蟷螂だとすぐにわかった。  恵子は小さな勉強机から音を立てないように離れ、窓ガラスに顔を寄せた。ガラスに自分の顔が映ったが、灯りのせいか嫌な顔をしていたので、それを見ないように、蟷螂だけを視界いっぱいに入れるようにした。  蟷螂は逃げる素振りを見せなかった。ただ、顔を微かに傾げて... ...続きを見る

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2011/11/10 17:38
『眠るライオン、もしくはカップの中に浮かぶ蚊』 〜黄葉(もみぢば)小説〜
『眠るライオン、もしくはカップの中に浮かぶ蚊』 〜黄葉(もみぢば)小説〜  「ボカ!」  妻の鏡子が3月22日、テレビに向かって罵り声をあげているのが、コーヒーを淹れている台所にまで聞こえてきた。  居間を覗くと、テレビ画面で一人の男の顔が大きく映っていた。男が何を喋っているのかは台所からは聞き取れなかった。だが鏡子の言葉ははっきり聞こえた。。 「この人、本物のボカやわ」  私は苦笑した。 〈鏡子版・新日本語辞典〉では、ボカとは基本的には「バカの複数形」だからだ。  はじめてボカなる語を彼女の口から私に向かって発せられた時に、詳しく聞かされた解説は... ...続きを見る

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2011/11/02 19:15
『子供の情景』〜ロンド風アルバム 第3曲 <橋>
 『子供の情景』〜ロンド風アルバム 第3曲 <橋> <橋> ...続きを見る

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2011/10/27 18:09
『子供の情景』〜ロンド風アルバム 第2曲 & Orphic schubert 87 <影>
 『子供の情景』〜ロンド風アルバム 第2曲 & Orphic schubert 87 <影>      <影>   ...続きを見る

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2011/10/23 20:26

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