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辻乃森音楽師  〜わがシューベルトを求めて〜  

プロフィール

ブログ名
辻乃森音楽師  〜わがシューベルトを求めて〜  
ブログ紹介
不思議な存在・シューベルトのまわりを、『冬の旅』のカラスのようにぐるぐると遠く近く巡っています。創作ものも書き込んでいます。トップの絵は、私版シューベル像。
迷宮巡遊」にお付き合いいただければうれしく思います。うろつき方は相当に激しいです

☆因みに ハンドルネームの Simolin とは、正確には、Ulrich Heinrich Alexander Reichsfreiherr von Simolin 。シューベルトの代表作『冬の旅』を書いた詩人ミュラーに深いゆかりのある友人の名。 それをお教えいただいた方に感謝。

★日記の類ではありません。過去記事を是非読んでください。

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『鳩の便り 〜Die Taubenpost』 (黄葉小説)
『鳩の便り 〜Die Taubenpost』 (黄葉小説)  鳩のパチャは手紙の入った封筒を脚に結わえているのですが、それだけではなくて、思い切り高く、可能な限り速く飛んでいます。封筒がぱたぱたとせわしなくはためいています。  鳶とぶつかりそうになったり、騒がしいスズメや、やはりにぎやかなムクドリを遠く眼下にしているのですが、彼らには目もくれず一心に翼を動かしています。 「うかうかしていると、手紙が溶けるか燃えるかして消えてしまうかもしれません。必ずミミさんに届けてくださいね」  依頼者である猫のムチャ氏からくれぐれもと注意されていたので、... ...続きを見る

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2009/11/12 17:13
馬とシューベルト (Orphic Schubert 50)
馬とシューベルト (Orphic Schubert 50) ■小川国夫について少しばかり触れたのだったが、さらに連想を紡いでみた。 「黒馬に新しい日を」という小説。『試みの岸』中の一篇のこと。  山中で瀬に滑落した馬のアオを救いたかった少年余一が、馬と同じコースで足を踏み外すシーンがある。この作品は変身譚であり、結局は余一が馬のアオに変わってしまう、その導入にあたるところ、余一の言葉に耳を傾けてみよう。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2009/11/07 17:18
黄葉(もみぢば)小説 『涙の雨 (2)』
黄葉(もみぢば)小説 『涙の雨 (2)』  思い出したくはない。なのにつらいことの方が容易に心に舞い戻ってくるのはなぜなのか。  夜。小川の岸辺。彼と過ごした時はわたしも若かったのです。彼は遍歴を続けている若者、親方であるわたしの父のこともあって、二人だけで秘かに夜に会うなんて、危険なことだとは知りつつ、その危うさを楽しもうとしていたのですから。  彼の優しさは誰よりも知っていましたわ。  その時も服が汚れないようにと気をつかってくれた彼が、榛の木の根元のよい場所を探して上着を敷いてくれている背中を思い出すと、今になっても... ...続きを見る

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2009/10/27 20:05
黄葉(もみぢば)小説 『涙の雨』
黄葉(もみぢば)小説 『涙の雨』 「雨だし、帰る」と言われてしまった。空を見上げた多津子さんは僕の顔をちらりと見ることもなくすばやく腰を上げて、僕を残して岸から立ち去っていった。これじゃあまるで、シューベルトの歌曲だ。音大の学生がここでよく歌っていたから知っているんだけど、あの曲、確か「涙の雨」とかいう曲。  僕はこれが癖なのだが、ぶつぶつと呟いてから、暗くなりはじめた川面を目にその曲を思い返していた。川面は平行して走る道の街灯を映して光の破片をきらめかせていた。でも曲にあるようには、星や月の影を宿してなんかいなかった... ...続きを見る

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2009/10/24 19:07
黄葉小説 『聞け、聞け、ひばり』
黄葉小説 『聞け、聞け、ひばり』  空が鳴いているようだが、それはひばりの声。  賑やかなさえずりは、絨毯のようになだらかな稲穂を冠った田園風景の全てに重なる空の下に響き、決して耳障りではなかった。  むしろ、その鳴き声からひばりの居所を探しだすのがむずかしいほど空は広いじゃないかと、英二は思い、ゆるやかな傾斜の農道で立ち止まって振り返った。 ...続きを見る

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2009/10/23 19:12
シューベルト、その耳(Orphic Schubert 49)
シューベルト、その耳(Orphic Schubert 49) ■さて、小川国夫の「眼」について書いたのだった。それは『試みの岸』という小説を読んでも、その「眼」が見る光や闇、夢、できごとが痛みを伴う表現に満たされているのだった。 ...続きを見る

ガッツ(がんばれ!) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2009/10/19 20:43
黄葉(もみぢば)小説 『笑いと涙』
黄葉(もみぢば)小説 『笑いと涙』 >「今日もみんな安全でありますよう、お守りください」 ...続きを見る

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2009/10/19 19:03

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